テイルズシリーズの主にTOVのレイリタにハマッて始まった小説ブログサイトです☆
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こんにちはです。
今日は朝起きたら久々の銀世界で心がワクワク。
寒いのは嫌だけど雪道を歩くのは好きです。^^
まぁそんな中仕事ってのは嫌ですけどね・・・・・
明日か明後日かに連載の続きがアップ出来そうなのですが、まずはその前に相互記念としていただいた素晴らしい小説をつづきから読んでください!
素敵過ぎて泣けます!
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明日か明後日かに連載の続きがアップ出来そうなのですが、まずはその前に相互記念としていただいた素晴らしい小説をつづきから読んでください!
素敵過ぎて泣けます!
手を出して、必ず掴むから
…まだきている。
あたしがその奇妙な郵便物に気付いたのは1ヶ月前。
ハルルで研究所と自宅を行ったりきたりする毎日。
ポストの中身などそうそうチェックはしてなかった。
研究仲間なら研究所で話すしプライベートは完全別だから特に手紙は必要ない。
騎士団関係の仕事は直接騎士が伝令としてやってくるからやっぱり手紙は必要ない。
ていうか間違っても自宅には来ない。
エステルは基本ハルルにいるから何かあるときは直接話せるため手紙は基本必要ない。
カロルもギルド関係の仕事で何だかんだと顔を合わせるから基本エステルと同じ。
フレンは騎士団長として精力的に働いているようで、忙しいだろうにエステルの様子とか研究所の様子とかを見にハルルにやってくるからそれなりに顔を合わせる。
だから彼も、基本エステルと同じ。
ユーリとジュディスは前触れも無く突然やってくる。彼らに手紙は期待できない。
そうなると残りはパティとおっさんになる訳だが。
パティは時折手紙をくれる。海の写真を添えて。相変わらず元気にやっているらしい。
まあ、一週間くらい読むのが遅くなってもあまり問題ない内容だし、基本数ヶ月周期で送られてくるものだから頻繁なポストの確認は必要ない。
おっさんは心臓魔導器のメンテナンスで数ヶ月に一度は会う。
といってもおっさんはおっさんで忙しいらしく此処を訪れるのは結構不定期だ。
どちらかと言えばあたしが催促の手紙を出している気がする。
因みにあちらから手紙をくれたことは一度も無いからこれもポストを確認する必要はない。
元旅の仲間、そして今はメンテナンスする側とされる側、単なるそれだけの関係だしね。
そういうわけで、あたしの家のポストは今までそんなに働いていないのが普通だった。
だのに、1ヶ月前に研究所から帰ってきたら(元々小さめのポストだったが)溢れるほど手紙が入っていて。
明らかに家を開けていた1週間で通常溜まる量ではない。
慌てて確認したら何の変哲もない白い封筒。
差出人の名前はなく、同じような封筒だけが十数通と入っていた。
中身を確認すれば瞳が綺麗だ、とか可愛いね、だとかいう内容から本を読みながらの食事は感心しないよ、とかちゃんとベッドで寝ないとダメだよ、だとかあたしの日常に踏み込んだ内容に、
終いには僕が君の事支えてあげるよ、などとふざけた文面にまで発展している。
背筋がぞっとした。
行動を監視されているようで、今も何処からか見られているんじゃないかと周りを見回すも
夜闇に包まれた庭は静けさを返してくるのみ。
静けさの中に途方も無いモノが潜んでいるような気がしてしまう。
震えが走る膝を叱咤し転がり込むように家に入り、しっかりと鍵を締めてやっと安堵の息が吐けた。
そしてようやっと頭が回転し始める。
これが俗に言うストーカー被害なのだろう。
誰かに相談する?
エステルを巻き込むわけにはいかない。余計な心配は掛けたくない。
カロルも駄目だ。
いくら星喰みを倒して2年経ったといってもまだまだ生活が不安定な部分が沢山ある。
それを改善しようと凛々の明星として精力的に働いているカロルに厄介ごとを持ち込むわけにもいかない。
だから当然ユーリやジュディスも駄目だ。
フレンは騎士団長だしやはり今の世界のごたごたで忙しい。彼の下に付く騎士も同様。個人的な頼みに割ける時間は無いだろう。
パティはこちらから連絡してもいつ伝言が届くか解らないし、海精の牙の再興に心を砕くパティの手を煩わせるわけにはいかない。
おっさんは?
ギルドと騎士団の二つの要職につく彼が忙しいのは事実だ。心臓魔導器自体への負担はあまりないようだが疲れているのは確かだ。
メンテナンスをする側が負担をかけるようなことをしてどうする。
個人的な相談事を話せるような魔導士仲間も居ない事はないが皆自分の研究に忙しい。
なら一人で対処するしかない。
まずすべきことは、一人で対処すると決めた以上周りに迷惑をかけない事。
一番会うであろうエステルには研究が忙しいから暫く会えないとそれとなく伝えよう。
そうすれば自動的にカロルやユーリ、ジュディスやフレンには伝わる筈だ。
パティは、まあ訪ねてこないだろうから余計な事はしない。
後は1週間後に一応予定しているおっさんのメンテナンスだが、どうしよう。
これも放っておけば来ない気がする。
ストーカー問題が解決するまで放置しておけばこれ幸いと寄りつかなそうだ。
自分で考えておいてなんだが、何となくむかつく…。
後考えるべきは研究所の生活態度を言っているのか家を覗かれているのか。
前者なら研究所に入れる人間に限るのである程度絞れるだろう。後者なら範囲が広すぎてお手上げだ。
ストーカーの大まかな目星を付けられるし研究所なら周囲に常に人がいるから相手も何かはしてこないだろうから一時的に研究所に生活の主体をおくのもいいかもしれない。
まあ、いざ対峙したらタイダル祭りにでもしてやる。
そう考えて研究が佳境だからとエステルに告げ1ヶ月間研究所に篭った。
結果解ったことは二つ。
研究所に篭って最初の1週間は全く音沙汰なかった。
しかし、あたしが家に帰らないと知るや否や、研究所宛てに例の封書が来るようになった。
しかも研究所内でのあたしの行動が書かれている。
研究所に出入り出来る人間がストーカーということで間違いは無いだろう。
とすれば、相手はかなり容易にあたしの行動を知ることが出来る立場にいる訳だ
。
これが一つ目。
もう一つは催促しない限りおっさんはメンテナンスに来ないって事。
まあ、今の状況では有難い話ではあるが。
これからするべきことは研究所に出入りできる人間で誰が犯人か突き止めること
。
見張られているという不快感と得体の知れない恐怖にさえ我慢すればいいが
いつ行動がエスカレートしていくか解らない。
研究所にいてもまるで全ての人間があたしを見張っているようで怖かったが、家に篭っている方が遥かに危険だと判断して研究所で生活し続けた。
実地調査に出てしまうことも考えたが、相手がどういう立場で研究所から容易に動ける人間だった場合は危険が増すだけで得策ではない。
あたしが今相手に関して知っていることは、
研究所に出入りできる人間であること、そしてこの手紙の文字に見覚えが無いこと。
古参の研究員なら論文とかも読んでいるから文字は知っている。
だから古参の研究員ではない。
と言ってもハルルに新しい研究所が出来てから結構新しい人間も入ってきているからまだまだ候補者は沢山いる。
気が狂いそうな作業だ。でも誰の手も借りないと自分で決めたのだ。
一人ひとり見極めていくしかない。
そうして2週間。
あらかた研究員の文字は見たがあまり筆跡が似た人間はいなかった。
意図して手紙の方の筆跡を変えているならお手上げだが研究員以外の人間に焦点を絞ったほうがいいかもしれない。
そんな事を考えていたら研究所の警備員に呼ばれた。
どうやらエステルが研究所まで来ているらしい。
そういえば、1ヶ月半研究所の外に出ていなかったっけ?
出来ることならエステルに危険がいかないよう会うのは避けるべきなのだろうがわざわざ訪ねてきてくれたのを断るのもなんだし、
何より精神的に消耗していたからあたし自身すごく会いたかった。
入り口の処まで出て行けば少し怒ったような顔で出迎えてくれた。
そして隣にはジュディスもいた。此方は相変わらず読めない笑顔で。
「リタ!研究が佳境なのは解っていますがちゃんと休養もとらないと駄目です!!」
顔も口調も怒った調子だが、目はあたしのことが心配なのだとまっすぐに訴えてきていて不覚にも泣きそうになった。
でも、更に心配を掛ける訳にはいかない。ぐっと目に力を入れて笑ってみせる。
「ちょっと、乗っちゃってね。後もう少しで出来そうなのよ。今も丁度結果が出るのを待っているの。」
嘘だ。あの莫迦ストーカーのせいで研究になんて全然身が入らない。
こんな状態で大きな実験なんてしたら事故の元だからひたすら座学だ。
でもこう言えばすぐ戻る言い訳にもなる。
そのままだからまたひと段落したら会いましょう、といって戻ろうとしたのにぐいと両腕を取られた。
え?
「駄目です!!今日は私と一日休憩なんです!」
「私もここに滞在するのは2日間だけだし今日の方が都合が良いの。それに人間太陽の光も大切よ。」
そのままずるずると引きずられる。
「ちょ、実験の途中なんだってば!!!戻って続きしないと…」
「大丈夫よ、任せときなさい。」
何をあんたに任せんのよーーーーー!!!
だが、あたしが二人に勝てるはずも無く、今日一日だけと腹を括ってそのままエステルの家へと連行された。
②へ
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